機械式時計の3軸トゥールビヨン脱進調速機 April 21, 2017

最初に脱進調速機を作ったときから3軸のトゥールビヨンを作ってみたいと思っていた. しかしそのころは3DCAMの知識が無く, 3軸で回すための王冠歯車が作れないため諦めていた. 卒業まじかになってfusion360を習得し, 3DCAMが使えるようになった. 学生最後のものつくりとしてちょうどいいと思った.

3軸で回すためさらに脱進調速機を小型化させた. CNCの能力的にそんなに大きい王冠歯車が切削できないためである.

脱進調速機部分の完成. これまでよりだいぶコンパクトにできた.

1軸目の回転軸のフレームができた.

ここで2軸目でまわすための王冠歯車を切削した.

降り石ももっとこれまでよりちいさかった.

チクタクの速度を調整するためにホイールを真鍮製にした.

2軸目の回転軸のフレームができた.

途中アンクルを何度か調整した.

3軸目の回転軸のフレームができて完成.
以下写真集. 動いている様子は最初の動画を見ればよい.

Written on April 21, 2017