3Dプリントバスレフスピーカー November 25, 2020

はじめに

大学にいたときに作ったアンプやスピーカはまだ現役で活躍してくれている。もう6年以上!
新しく作業机用の小さいスピーカーが欲しいと思って久しぶりにオーディオ工作を開始した。

ユニット

前作ったスピーカのユニットと同じメーカー(PARC Audio)に小型のフルレンジユニット(DCU-F071W)があったのでそれを使うことにした。ウッドコーン試してみたかった。

早速買ってきてエンクロージャ検討のため端子とターミナルとともにモデリングした。

エンクロージャ設計

方式は素直に簡単なバスレフとした(単純に他がよくわからないだけ)。
公式にHP推奨キャビネットの寸法/諸元が載っているのでそれをベースにする。 ちなみに推奨キャビネットは↓のように側面パネルに1k~2kHzくらいに面モードがありそうだったのでこれがなくなるような形状にしたいと考えた。(木の物性とか接触の設定が適当だからどれくらいずれるのかは分からない)

基本的に回折が起きるようなエッジがなく、固有値が高そうな形状にした↓。体積やポート面積は推奨の値と同じ。3Dプリンタで一体にできるのが気持ちい。

ユニットのテスト

壊れてたら悲しいので事前に鳴らしてみた。問題なく鳴って安心した。

製造

小型とはいってもホビーのFDMで3Dプリントするには大きい形状なので片方20時間くらいかけて印刷した。

設定が微妙だったのとスピードを速くしすぎたので表面ががびがびだったのでパテで埋めてやすって綺麗にした。

もう片方も印刷完了。こちらは設定を見直したので比較的綺麗。

色は机になじめばいいやと思ってたので机表面と同じ白に塗装した。ユニットが目立ちそう。

乾燥したら全部組み立てて完成。

おわりに

前回はCNCフライスを大いに活用してエンクロージャを作ったが、今回は3Dプリンタを大いに活用して作った。どちらも楽しかった。新しい加工方法を獲得するごとにスピーカーを作ってみるもの面白いかもしれない。

以上

参考文献

[1] PARC Audio 【DCU-F071W 】 5cmウッドコーンスピーカー

Written on November 25, 2020